アーバンデケイの創設者は、アメリカの代表的IT企業シスコシステムズ社の共同創業者でもあるSandy Lerner。立ち上げのきっかけとなったのが、彼女のマニキュアの色合いに対するこだわりでした。ピンク系のマニキュアには500以上の色があるのに対し、メイクアップにはなくてはならない”紫色”や”グリーン”系のカラーには、彼女の納得のいく色味が存在しないこと…その哀惜の思いがアーバンデイケイを創造する力となりました。行動の人サンデーはDavid SowardとWende Zomnirとでチームを作り、このチームで1996年1月にSandyの描く理想のコスメティックを発表しました。アーバンデイケイからは10色の口紅と12色のネールエナメルが発売となり、キャッチコピー「ピンクには辟易しませんか?」という強烈なインパクトの広告とともにデビューを果たしました。Zomnirの創造性に富んだ指揮のもとで、製品には、Roach(河魚の一種)、Smog(スモッグ)、Rust(錆色)、Oil Slick(つるつる油)、やAcid Rain(酸性雨)といったユニークな色味の名前がつけられ、すべて米国の美しい都市景観からインスピレーションを受けたネーミングで流行の最先端ブランドとして一躍有名となりました。
誕生から8年あまりのアーバンデイケイのドラマチックな色彩のマニキュア、口紅、アイカラー等はTVや映画雑誌で頻繁にとり上げられるのはもちろん、商品コンセプトのユニークさや流行を作り出す製品により、際立った存在のコスメティックブランドとなりました。アーバンデイケイは、主力商品であるアイシャドウやリップ、コンシーラー、“痛くないブラシ”等、ユニークで革新的なコンセプトを導入しています。
2000年2月にはアーバンデケイの“wild child” がフランスの高級品コングロマリット、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)に採用されることとなりました。 取引を順調に拡大してきたLVMHは2002年12月に、親しみをこめて「The Brothers」と呼ばれるLVMH同族会社を通してアーバンデケイに資本参加をするに至りました。アーバンデケイは今日、世界中の高級品店で販売され、ファッショナブルな女性のみならず、男性にも多くの製品を提供しています。
【アーバンデイケイの製品哲学】
アーバンデイケイは、化粧品会社とは違う、単に独自の色彩の商品をつくり、ユニークなパッケージの商品を提供するだけの会社ではありません。製品を購入したお客様が、また次もアーバンデイケイの製品を選んでいただくためには、全ての製品が最高の品質で、納得のいく価格で提供されなくてはなりません。アーバンデイケイの研究所では、選ばれた原材料がアーバンデイケイのご愛用者に最高の効果を生み出すようにするべく、日々研究・実験が行なわれています。小さなアイシャドー製品一つにも、簡単には語り尽くせないものがあります。そのひとつとして、アーバンデイケイのアイシャドウにはしわを作らないよう、工夫が施されています。それはアーバンデイケイのアイシャドーでは普通は結合材を使うところ、純粋な顔料を惜しみ無く使っており、その結果最良の発色と究極の質感が実現できているのです。また、”痛くないブラシ”は、極めて柔らかいブラシです。こうした開発チームの努力の結果、アイシャドーはわずらわしさ無しに使うことができ、アーバンデイケイのブラシを使うことでかわいい動物が犠牲になっているという事もないのです。